年末年始のどーでもいー話2024

改めまして、弊ブログをご愛顧の皆様には謹んで新年の言祝ぎ(または寒中のご挨拶)を申し上げます。弊ブログもしつこく続けて、大家こそ変われどこの7月で満18年、そして19年目に突入いたします。今後ともますますのご贔屓をよろしくお願いいたします。

で、例年であればこの後年末年始の音楽シーンを中心にうだうだと茶化していくのであるが、さすがに今年に関して言えばなかなかそういう気にもなれぬ。あれだけの震災が元旦に来ることも非情といえば非情だし、物資支援に向かう海保の飛行機が羽田空港で日航機と接触して大火が上がるという悲惨な事故まで引き起こしてしまった。まさに大波乱の予感さえする年明けであるが、さすがにそれを洒落のめすことなど出来ない。ただただ、被害を受けた方々にはお見舞い申し上げますというのが精一杯だ。

年末年始に限ったことではないが、我々の暮らしが平穏であるのも、そしてこのような戯言を書いていられるのも、すべてはお天道様を中心とした自然が平常運転であるからに他ならない。それが乱れたとき、我々は何もできずただ呆然と立ち尽くすだけというのは、阪神淡路大震災や東日本大震災を経験した者の痛切に感じるところである。本当に今年は荒れる年になるのかという思いがしてならない。と書いていたら、元ライオンズのチャン・ズージャ投手の急死という報にも接した。まったく、神様も非情なものである。

そうはいいつつ無理矢理通常運転に戻すと、大晦日には坂田利夫翁の訃報が流れた。1970年代に関西で子どもだった世代にとっては、ある意味ヒーローといっていい。もちろん見る側だけでなく、進ちゃん(故木村進翁)寛平ちゃん(間寛平翁)と坂田利夫翁のトリオは、どれだけ吉本興業を潤したかと思う。これについては、また機会を改めたい。書き尽くせないことがたくさんある。今はただ本当に、坂田さん、あーりがとさーんというのみだ。

レコ大と言えば、もはや死に体も同然なのであって、誰が賞を取ったということなど興味はない。大賞に値するかどうかは別として、YOASOBIの「アイドル」が優秀作品賞でないという時点で、もう誰かさんの好き嫌いによる差配を疑わざるを得ない。それでもMrs. GREEN APPLEが大賞というのは、数年前までのあまりにも露骨な差配よりはましかもしれないが。あるいは誰かさんも老いて権利能力が落ちているのかもね。

紅白だが、はっきり言って一生懸命見なかったし、もはや見る価値もない。だって、出場に値する歌手が少ないんだもん。そのうえボーダレスかなんかは知らないが、対決色を薄めたところで、安物の音楽番組に堕することは明々白々だ。だから私は「ももいろ歌合戦」と同時に見ていたが、別にどうとも思わなかった。クイーンと石川さゆりくらいかな。見る価値があったアーティストは。だいたい福山雅治とMISIAがトリなんて、悪い冗談以上の何物でもない。申し訳ないが,役者不足だ。まあ、紅白については、これも日を改めてじっくり書きたい。

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートについては、1月6日に改めて放送があるらしい。ただ、当日は家を空けるので、録画をして7日の夜にでもじっくりと見るしかない。なんでもブルックナーが演目に登場するというので、どんな具合に仕立て上がるのかが楽しみだったのだが。最近はシュトラウス一族のワルツやポルカでもニューイヤー初演というのが目立っていたから、やはり少しは目先を変えたいというところがあるのかもしれない。

昨年は昭和歌謡史を彩ったTALENT(「タレント」じゃないよ)がたくさん旅立った。谷村新司、大橋純子、もんたよしのり、犬塚弘、ヒットしたのは平成に入ってからだがKAN、などなど。それに比べて、残された者どもの奏でている音楽なるものは、実に貧相だ。特に令和に入ってからその貧相さに磨きがかかっている気がする。これに対しては私はある仮説を持っているのだが、長くなったので今日は書かない。朝ドラ「ブギウギ」で笠置シズ子や淡谷のり子にスポットライトが当たっているのが、なんとも示唆的だと思う、ということにとどめたい。

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