和装と洋装の間に

ふくらはぎが張って痛い。いや、全身が気怠くてなにもする気が起こらない。今日は午後からベランダ菜園の種蒔きをと目論んでいたし、ほかにもやりたいことはたくさんある。しかし、なかなか気力が湧かない。とりあえず種蒔きだけは終わらせたのだが、なんとも怠惰な一日になった。

こうなった理由は、昨日和装で相当な歩数歩いたことによる。いうまでもなく足下は草履だったのだが、草履で歩くのと靴で歩くのとでは体の使う筋肉が違うようだ。なら靴を履けばいいじゃないかといわれても、和装に靴というコンセンサスがない以上はなかなかやりづらい。それに、余り合うものでもないから冒険もしづらい。坂本龍馬は袴にブーツを合わせたというが、着流しに靴というのは格好のいいものでもない。

しかし、今後の和装振興ということを考えたら、そういうルールを緩めるか、または和でも洋でもない「第三の履物」の選択肢を考えるべきだと思う。ひとつ考えられるのは地下足袋で、これを発展させると面白いんじゃないかと思う。事実私の使用する足袋でお世話になっている京都は新京極のSOU・SOUの地下足袋は理想に近いのではないか。

そう言えばベランダ菜園である。今年はあまりにも夏が暑かったので、水やりが追いつかず結局全部駄目になってしまった。ほんとうに今年の気候は異常極まりない。明日もまた夏日予報だし、どうなってるのかと思う。ということもあって、敢えて秋は蒔き時期をずらしたのだが、果たしてどう出るやら。ちなみににんじんと辛味大根、九条細ねぎと壬生菜、日野菜とすぐき菜を植えた。辛味大根と九条ネギは年末の年越しそば用、壬生菜と日野菜、すぐき菜は冬の漬物用と目論んでいるのだが。

日野菜とすぐき菜は本来プランターで栽培するにはそぐわないかもしれないが、むしろプランターで小さく育てたほうが家庭での漬物作りにはいいかと思っている次第である。すぐき菜は上賀茂のすぐき漬けのように手をかけて乳酸発酵させるのは難しいだろうが、とりあえず塩漬けでも京都の味を偲ぶには十分だろう。もちろん厳密に言えば京都の土壌で栽培しない限り京野菜と呼べないのかもしれないが、それに近いものは出来るのではないかと思っている。

そうこういっているうちに、案の定日本シリーズは第7戦にもつれ込むことになった。感想はない。山本由伸がどうこうというより、これがエースたるものの貫禄である。村上頌樹ですら顔じゃないといわれたも同然なんだから、本当にカープの自称エースたちは由伸の爪の垢でも煎じて飲めばいいと思う。バカープファンたちもこういうところをよく見とけばいいのに、都合のいいところだけ取り入れたふりになっているからおかしいのだ。それにしても、今日の試合がまだまともかと言えるくらいで、本当に球史に残る大凡戦シリーズといっていい。

それでも、明日延長12回引き分けにならない限り、シリーズの決着がつくことになった。決着がつくということは、いわゆるストーヴリーグが始まるということである。正直な話、ここまで敢えて口を封じていたことが多いのだが、それもすべて解禁だ。書きたいことを、好き放題徹底的に書いていきたいと思う。そして、あと2か月弱で2023年も去りゆくのである。その前に、今シーズンを振り返って来年に繋げる、弊ブログオフ会「歳末のバカ騒ぎ」を開催することは、昨日書いたとおりである（詳細は「お問い合わせフォーム」まで）。

本当にね、いいたいことは、まだまだ山ほどある。ここまで好き勝手に書いていたように見えて、実はいいたいことの何割も書けていない。それを少しずつ年末年始に下ろしていくかな。もっとも、ネタの大半は編成にかかわることだから、霜月のうちに無駄に消費されるかもしれないんだけどね。