試合が終わったあと、本当にほっとした。というより、気が抜けた。それが偽らざる感想だ。
ほんとうに、試合を通じてはらわたが煮えくり返っていた。そもそも論として13安打で1点。あり得ない。7回までヒット10本無駄打ちだったのである。もはや拙攻という言葉さえ相当でない。これはもう、もし負けたら歩いて名古屋まで行けと言いたいくらいだった。
だから、勝ったからといってそれがなに?と言いたいくらいだ。本当に、内容は最低。ただ床田が素晴らしかったから負けずに済んだといった方がいい。まあ、7回無失点、打っては2安打のピッチャーを勝たせられなければ、チームとして終わってるよね。
結果的に打のヒーローになった野間だが、はっきり言って期待していなかった。でも、あの打席だけは今野間ができる精一杯の誠実な打撃をしたと思う。さすがに大学の後輩を孤立させてチームが負けでもしたら、しかもかつての地元の岐阜でやらかしたら、なに言われるかわからないくらいの気持ちはあったと信じたい。今年始めて、野間の誠実なプレイを見た気がする。惜しむらくはあの球なら引っ張って長打にしてほしいのだが。
しかし、結果的に1-0で勝ったものの、23イニングス連続無得点だったわけだし、最後に複数得点したのもあの坂倉のグランドスラム以来ないし、オフェンスの機能不全はもはや臨界点に達しているはずだ。それなのになんの手も打たない新井には大喝だ。このままだと、ファームの選手も腐ってしまいかねない。今日のウェスタンはスコアこそ2-4だが、1回裏に出た林のホームランの1安打のみ、無残塁、2回以降パーフェクトの惨敗である。いよいよ気持ちが切れてるのではないかと思う。
結局、新井のやってることはまさしく羊頭狗肉だ。なにが「家族」か。結局当局の推しが処遇されてるだけじゃないかと、そろそろそれ以外の選手は思い始めているのではないか。事実、打率2割そこそこで守りでもさんざんやらかした(今日も、怪しいプレイがあったしね)野間とか、スワローズ戦の同点グランドスラムだけが手柄で打率は1割台、守りは相当怪しい田中とかが処遇されている姿を見せられたら、誰でもそう思うよ。
このままじゃ、戦えない。いや、新井がチームを壊しかねない。正直、前任者よりましだろうと思った自分の不明を恥じているところだ。あまりの前任者の酷さに、目が曇ってしまっていたと思うのみだ。
明日は前回ホームでしてやられた涌井秀章との対戦となる。相当オフェンスが頑張らないときついのだが、今日の試合など見せられたら期待のしようがない。カープは九里亜蓮を立てるのだが、これも前回登板で、オフェンスの不誠実なバッティングと、野間と田中のやらかしで負け投手にさせられているから、今のままじゃ気合が入らないだろう。さて、どうなるかな。






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