雨に散る花

昨日「守銭奴ハジメのことだから無理矢理にでもやってしまうだろう」と弊ブログで揶揄したところである。だからかどうかは知らないが、今日はあっさりと中止にしてしまった。まあ17:30現在でしかるべく雨が降っていたのだが、少々の雨なら強行するのがハジメの流儀である。それをやらなかったというのは、余りにもカープの出来が酷すぎることが彼奴も十分理解しているからに違いない。あと、天気予報が悪かったこともあって、思ったほどお客さんが来なかったのかもしれぬ。

それにしても、繰り返すようだが現状のカープは酷い。何が酷いと言って、酷くないところを探す方が難しいほど酷いのである。投手は比較的誠実な野球をしていると思うが、オフェンスはまったく駄目。それを使う指揮官はもっと駄目である。これでは開幕からの連敗記録どころか、NPB最多連敗記録も見えてくるところである。ちなみに開幕からの最多連敗記録は1979年の新生西武ライオンズの12。カープは1954年に開幕7連敗というのがあるが、優に超えそうな気配である。

その意味では、今日の中止は、明日も微妙なのだが、非常に痛いものになる可能性すらあるのだ。体感としておわかりになるかもしれないが、3連戦スウィープというのは案外難しい。しかし、2連戦の連敗とか1試合を落とすというのはよくあることだ。大連敗が起こるときは、案外そういうものの積み重ねが寄与していることが多いのである。

話を戻すと、今のオフェンスの酷さというのは、ちょっと類を見ない。だいたい点が入らないときというのは残塁の山が積み上がってということが多いのだが、今のカープは残塁自体ほとんどない。なんせ昨日の試合、4試合目にしてはじめて9番打者まで4打席回ったのである。拙攻というより、とんでもない貧打なのだ。それが理解できていない向きが、あまりにも多い。ことに指揮官たるや。

そう、新井こそまったく現状を理解できていないとおぼしい。この4試合、打つ手打つ手全部とんちんかんなのである。何がどうかというのは、この4試合で摘示し続けたからもう繰り返さない。その意味では、前任者とやることなすこと径庭がないのである。オフェンスにほとんど貢献しない中途半端なチビをファームに放逐したのはよいが、その分野間への異常な拘りとして残っているから、何をかいわんやだ。

昨日の試合、眠くて余り考えたくもないから雑駁にしか書けなかったのだが、オーダー見ただけでやる気なくした。2番野間への異常なる拘り以上に、あれだけ機能不全に陥っているオーダーに一切手を入れない頑なさ。そして隙あらば三連覇の残り滓が出てくる始末。何度か書いたとおりファームはそれなりに好調なのであるが、入れ替える気配もない。その割には、やっている野球は陳腐で古くさい。いいところはまるでないのである。

ただ、新井を擁護するならば、この現状こそまさに大廈の倒れるときよく一木の支うるところにあらず、なのかもしれぬ。要するに今のカープ、組織が腐っているのだろう。典型的なのは昨日栗林が大山に打たれた一球。余りにも雑だ。素人でもあんなところに投げさせちゃいかんだろうというのが分かる。いや、去年からそういうのが多すぎるような気がする。カープのスコアラー陣のやってることなんて素人解析に毛が生えたようなものに如かず、というところだろうか。

これでは、明るい未来は見えない。まだ4試合だからとものの分からぬカープファンはほざいている。しかし、その内容の悪さが理解できないような向きはカープファンを名乗るなといいたい。少なくとも、強いときにはあり得ず、弱いときにはざらに見られる現象であることは、いえる。これが分からないのであれば、相当頭が弱い。

明日の予告先発は遠藤のスライド。何かうまくいく気がしない。相手先発は西純矢。抑えられるイメージしかない。それを覆すだけの要因が、今のカープの一軍本隊メンバーにあるかい?え?上本?まさか。

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コメント

“雨に散る花” への1件のコメント

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    4日、同期の虎キチ専務に呼び出され、彼の行きつけの居酒屋で仕方なくCvsTのTV観戦に付き合った。久々に見たカープの選手は全体的に動きが緩慢やなぁ。投打走どれを取ってもスピードもキレもパワーもない。正直、この三流レベルにカネ払ってまで観ようとは思わない。

    オフェンスは管理人さんのご指摘通りでヒドい。小園、潰れちゃったね。秋山は何気にパワーダウンしているように映った。
    ディフェンスも緩いピッチャーばっかで不安のほうが大きい。
    九里の劣化は著しいねえ。あの緩さでは厳しい。先発ローテ剥奪でしょ。
    栗林は入団時の予想通り、伸び代が見込めないので、3年目で対戦相手の目が慣れ打ち込まれる頻度が高くなるんじゃないかなぁ?クローザーとして最速が150キロ程度じゃ、投球が甘く入った時に球威で押し切れず痛打されそう。栗林は先発タイプのような気がする。
    リリーバーはターリー以外、150キロ手前の似たようなタイプの投手ばっかりで、コントロールが甘くなればつるべ打ちに遭いそう。
    アンダーソンを残留させた意味が分からん。昨年の交流戦では滅多打ちに遭い、セントラルでも通用しているとは言い難い。球威と球筋がちょうど打ち頃の投球で、バッティングピッチャーに化した場面を何度も見せられた印象が強い。

    とりあえず日本人打者は、坂倉以外総替えでしょ。九里とアンダーソンはローテに入らないほうがいい。

    どう見ても選手個々の技量もパワーもスピードも不足している。ハッキリ言ってレベルが低い。再建の第一歩として、助っ人以外は、U24に限定した布陣で試合に臨めば来年に繋がるかもね。

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