カープはこのまま滅びるのか。

今日は、某高級ホテルにランチブッフェと洒落込んでいた。帰りのロビーで何処かで見た顔が歩いてると思ったら松井一實だった。私はあまり著名人と街なかで接近遭遇することがなく、広島空港で桂小金治に出会ったのと、京都駅で越前屋俵太を見たくらいである。なので、なにか吉兆かと思ったのだが、終わってみたらカープがドラゴンズに惨殺された。まあそうか。あんな陰気ならっきょメガネが幸運の使者になるわけがない。

それはさておくとして、今日もカープは酷い負けを喫した。新井はオープン戦だから結果には拘泥しないと言っているようだが、やはり頭の弱いキツネザルに如かずというところだろうか。勝ち負けは相手によりけりである。例えば1984年はオープン戦は貯金1だったが、実はセントラルのチームには負けていないのである。この年はブレーブスに0勝7敗1分けという惨敗を喫しているのだが、ペナントレースの直接のライバルとの対戦は締めてかかったのだろう。

この例を出せば、心あるファンの方ならこの三連戦がカープにとってノーリターンポイントになりかねないことはお察しいただけるだろう。ドラゴンズが昨年度最下位だからというのもあるが、ドラゴンズというのは先発投手が粘ると厄介なチームだ。その型にはめられてまんまとやられた、しかもホームでやられたというのが致命的なのである。これで立浪は、少なくともカープはカモにできると精神的優位にたったも同然なのだ。

それを打開するにはどうするか。新井よりも頭の弱い原生動物並みのバカープファンには理解できないだろうが、実はこういうチームに対峙するときにこそ火力の強化が必須なのだ。なぜか。先発投手の立ち上がりから強く攻めないとまずいことになるからである。しかも相手先発投手はは6イニング、100球を目処に投げてくるから、なおのことだ。この理がわからないようなら、以後口を挟まず蟄居謹慎していればよい。

いや、これがわからないから、バカープファンは二言目にはピッチャーがーと言う。だからピッチャーが打たれたらそれでおしまいというチームになってしまうのである。何度も言うが、打力が弱くて黄金時代を築いたチームは存在しない。野武士ライオンズやホークス400フィート打線、V9ジャイアンツに上田ブレーブス、森ライオンズ、もちろん古葉さんの時代のカープ、みんなそうだ。

V9ジャイアンツを引き合いに出すと、この期間圧倒的な力を見せ続けたピッチャーは堀内以外いない。きっと長嶋が鶴岡親分との約束を守って南海入りしていたらあり得なかっただろう。まあ、そうだったとしたらきっとジャイアンツは今頃没落貴族のようになってただろうな。それはさておくとして。

ほんとうに、オフェンスの力を軽視する編成をしたチームが優勝日本一になる可能性はゼロである。1986年のカープは、山本浩二と衣笠の力の落ち具合があまりにも激しかったので苦労しただけである(冗談抜きで二人とも38くらいまではバリバリの主力打者だったしね。)。1991年は、まあ津田が勝たせてくれたようなものだ。それに、前年大独走したジャイアンツの力がガタ落ちして、低レベルの相対的混戦になったことは指摘したい。

そんなことを言わなくても、緒方の時代の三連覇は、完全に打力の勝利である。それをわかっているから、カープをこれ以上強くしたくないハジメは打力のパワーダウンに心を砕き、その通り遂行したから暗黒の4年間が起こったのである。その一方でそれを糊塗するためにやれ「守り勝つ野球」とか「伝統の機動力野球」とかほざくのだ。

などということを、今日の試合を見ながらつらつら考えていた。要するに、このままだとカープは早晩滅ぶ。何度も言うようだが、新井は改革者ではない。所詮は「諸国民の王」であって、ハジメのおもちゃに過ぎないのだ。もちろん、新井王政が倒れたあとに来るのは東出アンシャン・レジームだけれどもね。そうなったら、今度は五十年草木も生えない焦土になるよ。

しかし、私は滅びゆくものを止めることはできない。数的多数であるバカープファンが滅びゆくことを是としているから。どこのプロスポーツチームに、勝ってほしいと望まないファンに包囲されているチームがあるものか。広島の恥だ。

そうか。今日松井一實を見かけたのは、カープはこんなのと同様広島の恥に成り下がるという神の啓示だったに違いない。なるほど、ハジメ湯﨑松井の悪のトライアングルを消すべく努力せいということかもしれない。なら、もうひと頑張りするかな。

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コメント

“カープはこのまま滅びるのか。” への2件のフィードバック

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    何事も無難なほうを選んでしまうと、ありきたりな結果が待っているだけ。高い目標を掲げると、労力を要しコストも高くなるけれど、成功すれば達成感を得ることが出来る。

    ただ、NPBの各球団はしくじっても降格するわけでもなく、最下位でも何事も無かったごとく、翌年にはチャラになり横一線のスタートラインに立つことが出来る。ひじょうに緩々甘々のシステムが、NPBのレベル低下に直結している。また、この超甘々のシステムの隙を突き、マツダ商店一族はカルト商法を成立させている。プロレス芸のようなお遊びなら構わないが、真剣勝負のスポーツ興行主が、グッズ売りにかまけて本来のミッションをほったらかしにすることは、スポーツ愛好家に真っ向から喧嘩を売る行為である。こういう輩を野放しにしていいはずがない。

    たとえば一定の基準を設け、成績不良が5~6年も続く28歳以上の中堅ベテラン選手は自動的に任意引退扱いにするとか。あからさまにスポーツマンシップに反する八百長オーナーには、刑罰を与える刑法を新設すれば、あんぽんたんオーナーでも、多少は本業と向き合うのではないか。

    そもそも刑罰を与えなきゃ、真摯に取り組まんようなオーナーは、最初から球団経営などしなきゃいいのに。いったいマツダ商店一族は、何がしたいんねん???

  2. Seniorのアバター
    Senior

    あんだけ嫌っている人が吉兆なわけないでっしゃろ管理人はん。
    いくら有名人でも嫌いな人物やったらその日1日気分悪うなりまっせ。
    管理人はんはどっか甘いとこありますな。

    しかしカープは何も変わってない
    何も変わってないと言う事は勝負の世界では明らかにマイナスでしかない。
    去年はスタートダッシュに成功し結果的に2位にはなったが
    今年もそうなるとは思えまへんし
    なったらプロ野球自体がヤバいで。

    私の予想は阪神・巨人が優勝争いをし
    他4弱球団で3位を争うっちゅう感じやね。
    レベル低いね。

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