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よく勝ったといえども

今日はまたまた出先だったので、自宅で映像に接することはできなかった。しかし、たぶん誠実な結果を残すだろうと思っていた玉村の大乱調。スポナビの一球速報を見ていて呆然とした。

一方のオフェンス。ぶつ切れで繋がらず。抑え込まれている訳ではないが点が取れないという一番イライラする展開。こりゃ話にならんわと思っていた。で、こちらも落ち着いてJSPORTSオンデマンドでも見ようかと思った矢先に、雨天中断。さすがに3度目は雨に泣くか、と思った。

雨が小止みになり、気を取り直してスマホで映像を追ったのだが、問題の6回裏。秋山と西川がヒットを打つもマクブルームとデーヴィッドソンが繋げないというdejà vuのあと、坂倉が繋いでバッター田中。心の中で「代打出せ」と念じた。ピッチャーが星に変わったが、とても打てるとは思えなかったから。悔しかったらグラスラ打ってみろと嘯いていたのである。

あの田中のグラスラをみて、さすが田中、まだまだレギュラーで行けるなどと思った向きはまあ哀しいくらいの低脳である。あれはスワローズバッテリーに舐められたのだ。ストライクが入らない中でイチニのサンで真ん中近辺に入ってくる球。あれを打てなきゃ明日から二軍、いや引退だと言っていい。まあ、よく投げてくれた、打たせてくれてありがとうと言うくらいのものだ。

ただし、あの一打は、きっと小園に火をつけたことは間違いないだろう。7回裏の三塁打は、田中なんかに負けるものかという思いが爆発したものかもしれない。田中がどれだけ当局に可愛がられているか、それがどれほどグラウンド上の起用に反映されるかを身をもって知っているはずの小園であるからこそ。

今日の試合は、あのグラスラ以降を取り出してみたら、確かにいい試合である。しかし、個人的にはどうもすっきりしない。むしろ沈滞への一里塚になるのではないかという予感すらあるのだ。それを打破するにはオフェンスの爆発しかないのだが、どうもその予感がない。果たしてどうしたものか。

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続・勝ったのはよいけれど

結果だけ見たら、誠に結構なものである。ジャイアンツをスウィープ、4連勝、勝率5割。ようやくここからペナントレースを巻き返せますというところだ。玉村の好投も、デーヴィッドソンの2試合連発もよい。オコエに打たれた初球先頭打者アーチを除いては、まあ何も言うことはない。おそらく明日の在広プレスは万々歳モードだろう。

しかし、そんなに胸を張れるかと思えば、きっとそうではないような気がする。

この3試合に共通している事象がある。それは、全部安打数はジャイアンツの方が上回っていること。もちろん、野球はヒット打ちゲームではないからどうでもいいし、それだけジャイアンツのオフェンス力が弱っていたともいえる。しかし、オフェンスで圧倒したから勝てたのではないことも、確かだ。カープとて、点を取ったイニング以外は、得点の匂いがしなかったことも、また確かなのである。

結局なんで勝てたかというと、カープは先発投手が踏ん張り、リリーバーが踏ん張り、栗林に繋ぐという形に持ち込んだからである。まあ言っちゃなんだが、これで負けたらどうしようもないといえる。そこまでカープの現状は悪くはなかったと言える一方で、今から上位に進出していくぞと言えるほどのものでのないのだ。それを言うためには、もっとオフェンスでガツガツ当たらねばならないのだが、その点が、些か弱いのである。

その弱い原因は、結局、昨日も書いたとおり、今のメンバーに伸びしろがないということに尽きよう。なんとなく、ここまで絞ってきた絞りかすをさらにぎりぎりと締め上げて、最後の一滴を絞っている結果とも言えるのだ。要するに、先はない。だから、今本当に必要なのは、オフェンスの新しい力である。今でこそデーヴィッドソンというフレッシュな力が入っているのだが。やはりそれだけでは足らない。

しかし、そこに投入するだけの玉がない。正確に言うと、当局が潰してしまった。当局の推しである野間と田中の存在に抵触する選手は全部潰された。田村は結果を出してもオープン戦で起用されず、小園は完璧に仕上げていたのに謎の田中起用で出場機会を一方的に減らされた。申し訳ないが、実力主義では理解できないし、それ以外の力が働いたと解釈すれば合点がいく。

カープファンの中には莫迦がたくさんいて、いまだに小園と田中が競争関係にあるべきと思っているのが多いが、噴飯物である。もはやカープに田中はレギュラーとしては必要ないし、はっきり言うなら終わっている選手である。小園と比較すること自体誤りであるし、競争させること自体失当な措置だ。なんでもかんでも一斉によーいどんとすればよいのではない。

え?田中は今日ホームランを打ったって?申し訳ないけどね、あれを長打にできなきゃ本当に存在意義ないよ。いっちゃあなんだがバッティングピッチャーの投げるような打ち頃の甘い真ん中寄りの球だよ。あの一本で田中の存在意義が少しも上がるものじゃない。それが理解できないようなら、ファンやめた方がいい。

まあそれでも一軍においてもらえるだけましなのであって、今のファームで結果出している選手は、みんな当局の推し活の被害者といっていい。中村貴浩など他球団なら速やかに支配下にされると思うが、野間の存在意義と抵触するからかその声がかからない。さらに、もの知らぬあほうどもによって放出しろという圧力がかかっている奨成もしかり。そう言えば当局に乗っかって田中推しを押し出すが故に小園を二軍で鍛えるべきと言ったあほうもいた。死ねばいいのに。

何が言いたいかというと、当局、もう言ってしまえばハジメだが、その個人的なわがままと、その尻馬に乗って訳の分からないことをわめくあほうどものせいで、カープは殺されているということだ。この現状が続けば、早晩カープはBクラス常連球団に逆戻りする。ハジメはそれを望んでいるし、仮にそうなったとしてもあほうどもは喜んで「弱いチームを応援している自分」に酔い痴れて一種のエクスタシーに達するのである。アホか。

本当は、景気よく4連勝した日にこんなネガティヴなことを書きたくはない。しかし、4連勝の内容とか勝ちっぷりを見る限り、一方的にポジティヴになれないのも確かなのである。それほど、今のカープを取り巻く環境は危機的だということを強く主張しておきたいのである。そして、その危機的な状況の原因は、ほかならぬカープ球団のトップにあることも。

明後日からはバンテリンドームナゴヤでの3連戦である。またバカープファンはカープの勝ちを信じて疑わないだろうが、相手先発は大野雄大、柳裕也、高橋宏斗である。申し訳ないが、このジャイアンツ3連戦で出てきた先発投手とは段違いである。打てるかい?三連覇の残り滓とか貧弱なチビ軍団で。

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やればできる、とはまだ言わないよ。

ようやく、カープがオープン戦の連敗を脱出した。まあこれだけの大連敗を喫したら生半可な野球では脱出できないのは何度も指摘してきたところではあるが、今日の野球などまさに美しすぎるほど形どおりである。でも、そうじゃなきゃ勝てないのだ。

正直、今日の野球が選手が命がけの必死さを見せたからなのか、偶然の産物なのかはよく分からない。オーダーを見てもなんだかなあと思ったりもした。ただ結局マクブルとマシューが長打かました結果であるし、そのことはいいことである。こうやったら勝てるんだよというお手本のようなものなのだが、それがずっと出来なかったというところが問題なのだろう。

ある意味、カープの弱点をさらけ出しただけという気もする。局面打開力を持ってるのは外国人二人だけでしかなくて、それさえ封じ込めば得点力が激下がりすることの反証ともいえるのだ。まあ昨年と比べたら二人いるだけましかもしれないのだが、それ以外の選手にまったく成長がないことも事実なのだ。だから昨年の佐々岡は狂信的なバント野球に走ったのだと善解もしたくなる。

確かに、新井はむやみやたらなバントはしない旨宣言しているし、ここまでの野球はそうだ。しかし、やってることは佐々岡とあまり径庭がない。その典型は6回裏。先頭菊池が出塁したあとの代打で、田村を準備させながら田中を送ったことである。結果はヒットだったが、ああそうですかとしかいえない。

今一番危惧しているのは、オフェンス陣が明らかにモチベイションが下がっていることである。若手はいつまでも使ってくれないとばかりに、ヴェテランはやっぱり普通にやってれば使ってくれるよねとばかりに、だんだん必死さが見えなくなっているのだ。オープン戦序盤から振れていた小園、あるいは中盤に結果を出した田村が、今日の試合まったく目立たなかったのがその典型である。小園はいつまでたっても勝負付けのすんだ田中との競争をさせられ、田村は当局の推しがかわいがられるあおりを食って競争すらさせてもらえない。そりゃやる気をなくすよね。

一方で、本来厳しい競争に置かれなければならないヴェテラン選手は、いつの間にやらレギュラーを、あるいは一軍での立場を確約されてもらっているとおぼしい。そんな連中に、どうして命がけの必死さが見せられようものか。その辺を新井は分かっていないか、分かっていてもそうできない理由があるかなのである。

今日の数少ない収穫は、玉村昇悟である。これであれば少なくとも開幕一回りぐらいは先発ローテに入れていいし、結果を出せばどんどん使っていい。森下を無理遣いして壊す危険性もなくなったのかもしれない。逆に栗林は心配だ。WBC症候群に引っかからなければよいがと思う。

結局のところ、オープン戦は惨敗に終わったことは事実だし、その原因は主として変わり映えのしない中堅ヴェテラン選手にあることも紛れもない事実だ。それを新井はどうやってマネジメントするのか、見えてこないことも。なんやかんや言って甘やかしてるだけじゃないかと思う。もちろん、そう見せておいて公式戦に入ったら結果で冷徹に入れ替えるのなら分かるが、新井に出来るかな。私には、今の新井は結局当局に忠実なティーチャーズペットにしか見えない。

あと5日経てば、新井がやりたい野球の真意が分かる。まあ、期待せずに生暖かく見守ることにしよう。果たして彼は狡猾な策士なのか、それともマダガスカルのキツネザルにすぎないのか。やがて見えることだろう。

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