昨夜以来、在広プレスはいかに辰見鴻之介が素晴らしい選手であるかのように見せることに心を砕いているようだ。これはきっとハジメの思し召しでもあるだろう。昨年は矢崎を出して山足という最低の結果に終わり、心あるファンの怒りを買ったところである。これで大道が活躍でもしたら目も当てられないが、その点からもきっと辰見は当局の推しとして処遇されることとなるだろう。
そりゃいいよ、打てれば。中には今シーズンファームで盗塁王という結果を強調する頭の弱いのがいるが、ファームの盗塁王なんてなんの価値もない。それほど一軍と二軍は違うのだ。それに、基本的に一軍に打てない走るだけの選手はいらないのだ。その点をみんな看過している。ましてや2人も3人も置くのは愚の骨頂である。
数字を挙げることとしよう。今年のイースタンでの辰見の打撃成績は、175打数49安打10四球30三振、打率.280、OPS.628。確かに盗塁は目立つが(36-31)、打つ方は並以下、出塁率も低く非力だ。まあだから現役ドラフトの玉にされたのかもしれないが、どう一部ファンが大好きなセイバーメトリクス的指標を見ても秀でたものがない。
これで走れる選手が誰もいないというなら、獲得価値はある。しかし、ただでさえ羽月とか大盛とか足は秀でているが打撃はショボい選手がいる中、あえて抱え込む必要性は低い。大盛はレギュラー候補だって?そんなこと言ってたら物笑いの種だ。それとも羽月のような非力極まりない選手を内野のレギュラーにでもしたいのだろか。そんなことしたらアホの極みだ。
バカープファンが陥っている最大の過ちは、足の速い選手を揃えさえすればよいと思っているところだ。なんか今のカープには走れる選手がいないからこういう選手を入れなきゃ駄目だと力説する向きもいたのだが、私に言わせれば走る意欲と技術がないだけ。教育がなってないだけだ。そもそも機動力野球というのは、足の速さの比べっこではない。
なかには優勝したタイガースとの差は盗塁の差だという珍説を掲げたのもいたが、噴飯物だ。どこに目を付けたらそんなアホなことがいえるのだろか。その程度の目なら一度くりぬいて天日干しにした方がいい。こんなのがカープファンですと言っていること自体に恥ずかしさを覚える。よほど野球はオフェンスで点を取って勝つスポーツだということを否定したいらしい。
まあイヤミはこの程度にしよう。辰見鴻之介がカープで爪痕を残したければ、一軍で百発百中で盗塁できるほど技術を磨くか、死ぬほど正しい努力をして打てるようになることだ。ただそうするには、カープという環境はぬるま湯に過ぎる。羽月や矢野なんぞが処遇されるようなチームだからねえ。
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コメント
カープの現ドラ加入1巡目選手は、第1回から見事に全員戦力外になっているという事実。言っちゃー何だが、毎年12球団で最低の選手を”意図的に”獲りにいってる。
辰見鴻之介は大卒で育成っていうだけでも、限りなく戦力外に近い存在というのに、さらに1軍実績が3年間でたったの3打数0安打。通常、大卒育成で3年間1軍実績がなけりゃ、自動的に100%戦力外でしょ。要するにイーグルスが”意図的に”戦力外を放り出したところ、カープが食い付いた。てゆうより、カープも”意図的に”戦力外を獲りにいってるよね。4年連続で。
球団編成トップは、鉄格子がはまった閉鎖病棟がお似合いなんじゃない?