最初にお断りしておくが、これは宗教論ではない。それは私の管轄外だ。それに私は日本史も世界史も受験時代からやっているから、いかに宗教というものがセンシティヴかということは分かっている。私は浄土真宗東本願寺派?の家に生まれ、幼稚園及び中学高校はカトリックだった。その意味では実に日本的な宗教コスモポリタンである。そのことを前提として書き進めたい。
我が家は訳あってNTTのひかりTVを導入している。おかげでカープの試合のほとんどはライヴで試合開始から終了まで見られる。残念ながら、「ほとんど」なのである。なぜかというと、ホームのカープ戦が完全中継で見られないのである。もちろんJSPORTS1はあるのだが、広島県内でのJSPORTS1のカープ戦中継は、「権利関係の都合」とやらで差し止められているのである。
普通に考えて、それをおかしいと思えない向きは、脳みそが腐っているかもしれないから早急に詰め替えた方がいいと思う。権利関係の都合というが、その権利は誰が持っているか、その権利行使は正当なものかと考えれば、絶対におかしいことは自明なのだ。いや、ひかりTVだけではない。カープは頑なにDAZNに放映権を売らない。こんな分かりやすい話は、ないではないか。
いうまでもなく、権利を有しているのは在広プレス4社である。分かりやすいカルテル的構造だ。ついでにいえば、JSPORTS1で流れているホームでのカープ戦は、ほとんど在広プレスの制作で、地上波中継のそれと同じ物である。これはおかしいと思う。JSPORTS2のドラゴンズ戦と比べれば一目瞭然だ。要するに、在広プレス各局と競合する中継を妨害しているのだ。
そしてこやつらが批判の欠片もないクソ中継を垂れ流しているのをみると、反吐が出そうだ。これだけで、この独占構造が在広プレスだけのものでないことはすぐに分かる。もちろん、ハジメのイニシアティヴである。ヒロシマ球界はもはや人民共和国という言葉さえも憚られる、ハジメ一神教の神権帝国とでもいうのが正しいだろう。
そう考えると、ヒロシマ球界の事象はすべて説明がつくかもしれない。ハジメを頂点とするヒエラルキィなんて、社会主義的ともいえるが、強権的な宗教的階層と考えられるだろう。要するにハジメに逆らうということは、彼らの中では神罰にも値する行為なのである。そう考えると、信者たちの過剰反応も理解が出来るのだ。アホらしいが。
話がいろいろ漂流したが、結局ハジメの思惑は報道統制である。そのために在広プレス4極に特権を与えて、それ以外の媒体を封じ込めているのだ。しかし、いわゆるweb2.0の起こりから、マス・メディアの時代は足許が揺るがされているのである。もちろんフェイクメディアや似而非メディアが言論の自由を混乱させている面もあるが、まっとうに使えばWEBは非常に強い武器なのだ。
なに、難しいことを考えなければならないわけではない。書くべきことはひとつ、ハジメが「はだかの王様」であることだ。権威を引きずり下ろして笑いのめすことが、我々に出来る最大の「批判」である。その一方で、権威にすがりつく者もまた笑いのめして行くに越したことはない。笑いこそ、最大の武器であり、だからこそ独裁権力は常に何のかんの言って「笑い」を抑制するのだ。
まあ、こんなことを言ってたら、今に「踏み絵」がまわってくるかもしれないな。ハジメのレリーフかなんかだったら、思いっきり踏んづけてやるが。






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