ある鯉党のたはごと2023その5;生きたカネと死んだカネ

つれづれ

私は先代ブログから、基本的に選手の契約更改はネタにしてこなかった。他人の懐具合に突っ込むのは無粋だというのが表向き。実際は書いたところでネタに発展性がないということが本当のところだ。しかし、今年に関しては、どうしても突っ込まざるを得ないと思うに至った。要するに、カープという球団の構造的問題がベースにあるからだ。

はっきり言って、明らかに特定の選手が贔屓されているのが明々白々だ。いや、贔屓される正当な理由があって年俸がはずまれているのなら良い。しかし、明らかにそうじゃない選手の優遇ぶりが見て取れる。その典型が野間だった。ベースが5000万円で今年のていたらくならいいところ現状維持だろうが、なんと1800万円アップ。もう失笑するしかなかった。さすが当局の推しは違うねえと突き放すのが精一杯だった。

すべて過去形にしたのは訳があって、そんなものでさえかわいらしいと思わずにはいられない事態が発生した。今シーズン衰えを存分に見せつけ、それなりの結果しか出せなかった會澤が、減俸とはいえ3000万円減の1億1000万円。1億円プレイヤーの座が守られたのである。これは、本当にはあ?と思うしかない。もちろん下げ幅としては少なくないのだが、もはや先がないことが明々白々となった會澤を1億円プレイヤーとして処遇する気が知れない。アホかというまでだ。

そこまで行かずとも、もはやバイプレイヤーの座が精一杯でしかないことを見せつけた田中広輔。球団当局とバカープファンによってさも復活のように扱われているところ、それを裏付けるかのごとく2000万円増の5000万円。小園が1400万円増の5400万円だから、何もかもおかしい。これまたええ加減にせえよというのみだ。田中が5000万だったら小園には7000万円くらいはずむべきだろう。

要するにカープは、吝嗇な割には死に金ばかり使っているといっていい。将来への投資という側面が感じられないのだ。使えない選手を優遇し過ぎだとしかいえない。またそれをもの知らぬカープファンが追認し、歓喜の声を上げる。本当に資本主義を知らないのかといいたい。まあ、「マツダ民主主義人民共和国」だから仕方ないか。

すでに報じられているとおり、ドラゴンズが中田翔と単年三億円で契約したらしい。私はこの額は相当のインフレ相場だと思うが、ドラゴンズがなんとしても現状を変えたいという思いは感じられる。その意味では、高すぎると思うが充分「生きたカネ」だと想う。カープの金払いは、本当に「死んだカネ」だ。いままで揃えてきた「新戦力」に、どこに将来への変革の渇望を見ろというのか。いや、ドラフト戦士以外に目ぼしい戦力は外国人しかないのだが。

まあ、このままじゃカープは来シーズンきっと最下位になる。でもハジメはそれを望んでいるのだから仕方がない。そしてそれに付和雷同するバカープファンもまた。本当に、みんなまとめて死んじまえばいいのに。

フグ田マスオやジャムおじさんの声を演じた故増岡弘翁は手作り味噌の大家であって、それに関する著書もあるのだが、なんでも「生きた味噌」「死んだ味噌」は放送禁止用語らしい。今に「生きたカネ」「死んだカネ」も、ハジメ民主主義人民共和国界隈では糾弾の対象になるかもね。

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コメント

  1. アングリーレッド より:

    バカープファンは戦前の圧倒的最下位予想を覆しての2位に大変ご満悦のようですが、最下位予想される戦力しか用意しなかったバカオーナーハジメはなぜ糾弾されないのでしょうか?

    来年以降完全に“死に戦力”の會澤翼/田中広輔、まもなく死に戦力の野間などを後生大事に抱え、しかも大盤振る舞い。まさか大盤振る舞いした穴埋めを、「西川移籍補償を金銭」にすることでカバーする気じゃないでしょうね?

    補強費用をケチる大ウソ言い訳、
    カープは育成球団、純血主義
    スモールマーケットの球団なので補強には限界がある
    は聞き飽きた。
    生え抜きオンリーで成績低迷より、
    盛んに補強して成績を上げるほうがいいに決まっている。
    真剣勝負をウリに(名目上は)しているプロスポーツの世界に浪花節は不要。
    勝利を追求する姿勢こそが全て。

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