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またしてもコロナ禍に明け暮れた年の最後の御挨拶

今年もまた大晦日は我が家を離れるのであって、何かとバタバタしているところである。夜くらいゆっくりしたいこともあって、昔やっていたように黄白にツッコミを入れながら、という段にはなりそうもない。まあ、やらなかったからといって誰も困りはしないのだが。

紅白歌合戦についてはもちろんリアルタイムでテレビで見るつもりであるが、いちおう録画予約のセットも完了した。これで紅白に何かハプニングがあったらチェックすることもできる。ただ,肝心の紅白自体は出場者やら歌唱曲やら曲順を見るだけでも興醒め、どころかまあつまらないことは確定的である。きっと大泉洋の空騒ぎが空しく響くだけのものになるだろう。ひょっとしたら並行して「ももいろ歌合戦」見るかもね。

さて、今年一年を振り返るに、カープもついてははっきり言ってコロナ禍がどうたらこうたらいう以前に、全くもって残念な一年だったというほかない。これに関してはもう年内に散々書き尽くしたところであるので繰り返さない。3年前以来ずっと書いているところであるが、結局カープの構造的問題でしかないし、それに対する危機感がある種のカープファンの中では共有できていないことが元凶としかいいようがない。むしろ、それを黙殺して自分たちだけ楽しければいいという立居振舞いになっているのが忌々しいのだ。

サンフレッチェについては、よくここまで立て直したと思う。リーグ戦3位、天皇杯準優勝、ルヴァンカップ優勝という結果は誇ってよい。あとは、安定してそれだけの結果が開幕から出せるかである。リーグ戦の後半の息切れは残念だったし、天皇杯のPK負けも残念だったでは本来済ませてはいけない。まあ、スキッベのことだから来年は何かを変えていかないといけないことは理解しているだろう。あとは、組織としてもっとライトなファンの取り込みを考えなければならない。でないと、2024年の新スタジアム元年が悲惨なことにもなりかねない。

と、いうわけで、弊ブログは常に素朴な疑問を大事にして、おかしいと思ったものには何か裏があるのではないかという探究心を持ち続けていきたいと思う。大本営発表を速報で書いておしまいというくらいならサルにでも出来るし、そんなのは消えてなくなれと思っている。他の人はどうか分からないが、私の場合はとにかくひとりで細々と起案から構成から何から何までやらなければならない家内制手工業なのである。私の能力と筆力の限界からくる完成度の拙さは否めないのだが、それゆえに私にしか出来ないというものをもっと前面に押し出していきたいと思っている。

もちろん、弊ブログをご愛顧いただいている皆様のために、一寸の虫にも五分の魂とばかり,とにかくしつこく書き続けていきたいと思っている。来年の7月を過ぎると弊ブログも丸18年目を迎え、また9月からリニューアルした弊ブログにも、今日までの約3か月で15万アクセスを刻んでいるのであって、まことに身の引き締まる思いである。これに甘えることなく、私自身も、単なる下手の長談義に堕することのないよう、森羅万象に対してアンテナを張り巡らせ、かつ一層の文章修業に励みたいと思う所存である。

相変わらず波乱に富んだ2022年も残すところあと12時間を切った。来るべき2023年が、皆様にとって、そして我らがサンフレッチェ広島と広島東洋カープにとって本当によい年となることを祈るばかりである。

皆様にとりましては、よき年を迎えられることを祈念いたしますともに、
この1年の御愛顧を感謝申し上げます。

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歳末吉例小ネタ特集・恒例年越しの宴

(今年もやってきた天上界CARPOB会の年に一度の年越しの宴)

石本秀一氏(初代監督):しかしまあカッちゃん、今年もとうとうこの日が来たんよのう。毎年毎年盛況になって、ええような悪いような。

白石勝巳氏(第2代監督):まあ、私の部下だったもんが続々こちらに来てますからねえ。しかし、また5位で4年連続Bクラスとは、どうなってるんですかねえ。

長谷川良平氏(第5代監督):おかしいんですよね。負けても負けてもファンが文句を言わないから、そりゃチームだって勝てるようになりませんよ。ある程度厳しい目を向けないとね。

金山次郎氏:口挟むようだがね、もう私やハセが解説やってた時代じゃないんですよね。今は厳しいこと少しでもいうと、すぐに干されますから、ねえ。

高橋里志氏:ほんとそうですよ。私もそれでRCCの解説クビになりましたから。

根本陸夫氏(第6代監督):解説クビになるだけだったらまだいいよね。古葉みたいに、広島に一族住ませてもらえないようなことだってあるんだから。

別当薫氏(第7代監督):もうね、ハジメが諸悪の根源だってことは自明なんやけど、それを力で伏せていれば隠しおおせると思ってるからね。そうやろ?耕平。

松田耕平氏(先代オーナー):まさに別当のいうとおりで。まったくお恥ずかしい限りでございます。諸先輩方には顔向けできません。なんとか彼奴がこちらに来る折までには・・・

衣笠祥雄氏:まあね、これは地上にいるものがなんとかすべきことなんじゃないですか?そろそろ賢明なファンも気がつきますって。

三村敏之氏(第13代監督):どうですかねえ。見通しは暗いと思いますよ。ライトなファンが消えて、むしろ筋の悪いファンが幅をきかせてるらしいじゃないですか。

古葉竹識氏(第10代監督):ファン気質が違うんですかねえ。私の頃までは、勝てなけりゃずいぶん文句言われたものですが。

長谷川氏:なんかね、毎年言うようだけど、年々状況が悪くなっていくよね、ほんと。だからグラウンドでプレイするもんも本気で野球やらないんじゃないですか。

衣笠氏:でも、来年こそはって思ってるんですけどね。新井君に託しましょう。

根本氏:でもね、聞くところによると結局売りは人柄だけなんじゃない?これじゃ苦しいよ。指導者実績はゼロな訳なんだからね。

ジョー・ルーツ氏(第9代監督):やっぱりね、何かを変えるためには少々強い薬がないといけないよ。今年のていたらく見てたら、ほんと切ないよ。

一同:うーむ・・・・・・・・・

石本氏:それを今日は話上げたいところやが,ひとまず呑もうや。今日は年忘れ,憂さを払って笑って終わらせようで。毎度毎度,佐々木女史のおかげで今年もええ酒が揃うとるしな。

根本氏:来年こそはの思いを込めて、せめてこちらからエールを送ろうやないか。おい,ものどもやー。

津田恒実氏:ちょっと,本当に毎度毎度十把一絡げにしないでくださいよ。てゆーか,今度こそ僕も格上げしてもらえませんか?

木村拓也氏:津田さん,そう言ってちゃんとまともなことしゃべれるんですか?

望月一氏:そうですよ。津田さんがいじられるのを楽しみにしてるファンも多いんですから。

河野昌人氏:そんな思いがあるから,また今年も準備がかったるそうだったんですね。

白石氏:おいおい,仲間割れはやめんさい。それより,誰が進行役をするんや?

津田氏:えー、それでは私から。今年は年忘れワンマントークライヴです。今年あった憂さをすっきりと切り刻んでいただきましょう。それではお見えいただきましょう。

名切勝則氏:どうもはじめまして、一文字弥太郎です・・・

(そして今年も盛り上がりのもと宴は続く)

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ある鯉党のたはごと2022最終章後編;人生さんじゃないけれど

2022年もあと2日、あすはレコ大、明後日は紅白歌合戦である。そして年末と言うことで歌番組や歌をフィーチャリングした番組も増えてきている。しかし、ここ数年のミュージックシーンへの違和感は大きい。ひとことでいうと、なんで表に出ているのか分からない歌が多すぎるのだ。

もちろん、音楽の楽しみ方が変わっているということは挙げられる。一番大きな革命的変化は、誰でも自由に配信できることだろう。これまでと違って、プロダクションがどうのとかレコード会社がどうのとかいう縛りがなくなったということである。そのことを否定するつもりはないし、むしろミュージックシーンを活性化させる要素である、はずなのである。しかし、残念ながら日本での現状は衰退のほうに向かっている。

一番の理由は、何度も書いたようだが、そういう楽曲のほとんどが一部ウケとしてでしか流通していないと言うことだろう。もっというなら、曲の力で人々の心を動かして売れているというよりは、誰か声のでかいインフルエンサーにつられて「バスに乗り遅れるな」という心理で聞かれているのだと思う。これは、既存の媒体を通じて売れている楽曲にもいえることだが。

もうひとつ言うなら、ひとことで言って歌詞が薄っぺらい。歌い手だけではなくて書き手の素人感も半端ないのだ。もはや人の心に刺さるような歌詞を期待しても無い物ねだりなのかもしれない。さらにいえば歌詞を乗せる曲もだめだ。まだ瑛人の「香水」は売れる理由が分かったのだが、最近「流行りました」といわれてる曲はもうどうしようもない。

ついでにいうなら、これに比例して既存の媒体から流れてくる曲の質の低下も著しい。それに加えて、歌手の質の低下。それに輪をかけたのが、音楽番組に口パクでの出演を許す腰抜けテレビ局である。昔はどんなに歌が下手でも音楽番組では絶対に生歌で出ていたものだが、今の歌手はよほどビッグなのかどうかは知らないが、平気で口パクを使うのである。分からないと思ってるのかね。そんなの簡単に分かるのに。

もちろん、現状の音楽の楽しみ方にGENERATION CONFLICTが起こっているという事実も認めなければならない。我々の世代の音楽受容というのは、もはや時代遅れかもしれないのだ。さらにいえば、誰だって最初から「国民的歌手」になれるわけもない。それこそ桑田佳祐も松任谷由実も、最初は一部の世代のヒーロ-・ヒロインに過ぎなかった。ただ、息長く活躍したから最初の世代が年を取って幅広い世代に支持されているだけである。

むしろこれからは、玉石混淆の中から「玉」を選び出す能力というのが一種のMedia literacyとして求められる時代なのかもしれぬ。それにしても、今の日本の曲は見事に石ばかりである。これはやはりここ数年顕著になった特定人によるメディア支配が原因というべきだろう。その中で粗製濫造された「歌」が、世の中に出回りたい歌のハードルを下げたというのが正当だと思う。あんな素人でも勝てそうな歌を聴かせられたら、自分だってちょいちょいと書けば勝てそうな気がしちゃうよね。

まあ、そんな文句を言いつつ、きっと私はレコ大も紅白も見ることだろう。ただ、私個人としては、だからこそ昭和歌謡に傾倒していく自分がいるのである。最近の歌手で聞いているのは、ももクロを別としたら、まあ、あいみょんかな。

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ある鯉党のたはごと2022最終章前編:「家族」という言葉に潜んだ不安

どう考えても指揮官向きではなかった佐々岡真司を監督に据えるという不毛な選択から4年。その間カープは無駄な3年間を過ごしてしまい、チームにとって大きな痛手を負うこととなった。いや、痛手と思っているのは心あるファンだけで、球団当局者はなんとも思っていないかもしれない。むしろ彼らにとってはコロナ禍での減収のほうが差し迫った問題であって、チームの勝ち負けなんてどうでもいいと考えているとおぼしい。

しかし、佐々岡体制での崩壊があまりにも酷かったし、三連覇を体験したライトなファンが離れかねないという状況に際して、球団も意に反して佐々岡を三年で切らざるを得なくなったのだろう。と、いうわけで、カープも新井=黒田体制で目先を変えてライトなファン層をつなぎ止めようとした、というのが一連の流れであると思う。

などというと、来るべき新井政権に期待をかけていないようだが、正直懐疑的になっている自分がいる。ひとことでいうと、なんともいえない「ぬるさ」を感じるのだ。意味もない厳しさを打ち出せばよいとは思わないが(それをやって失敗したのが達川政権である)、なんとなく「新井さん」らしき「優しさ」ばかりが前面に出すぎているのではないかと思えてならない。要するに、「ぬるい」と思えてしまうのである。

もちろん、現状で新井が打ち出しているのは「前政権へのアンチテーゼ」であると取るのが正当である。特に今シーズン見せられた姿は、明らかに佐々岡の(というよりは球団当局の?)依怙贔屓に基づく選手起用である。それを外から見ていた新井があえて「家族」性を打ち出したことは、想像に難くない。しかし、それ以上のものが見えないのだ。カープはプロである。少年野球のクラブではない。「家族」性の強調だけで済ませてよいとは思えない。

過去に結果を残した指揮官は、だいたいドライな人が多い。古葉さんだって情が移るからといって選手の結婚式の媒酌人もしなかったほどである(例外は1984年というのがひとつ示唆的である)。その意味では、新井はウェットすぎる気がする。もちろん指揮官として、というより指導者としての姿を見ていないから分からないが、そういう意味では適性という点においては些か不安があるのだ。

もちろん、こんなことを部外者たる私が言わずとも、当の選手はもっともシヴィアに見ているだろう。本当についていっていいのかというところを見定めているところだと思う。その意味では、新井の言う「家族」性の強調はある意味諸刃の剣となり得る。菊池など新井の子分とでも言うべき主力選手がかわいがられているだけでは、実は佐々岡体制とまったく変わらないということになってしまう。

もちろん新井は、タイガースで天国も地獄も味わっている点が違うといえば違う。その意味では評論家時代の立ち回り方は非常にクレバーだったように感じるから、きっと「自分の子分たちだけの家族」にはならないと信じたい。というより、それを信じないと、もはやファンをやっていけないよね。

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晴れ時々pridegreen #143

天使:さて、クリスマスも過ぎて世間も歳末モード一色になっております。有馬記念や中山大障害で一攫千金の夢破れてオケラ街道を邁進された皆様、いかがお過ごしでしょうか。

悪魔:またそんな出だしで、ちゅうか例年ほとんど同じやないか。ほんまににオケラになった人に怒られるで。特にボルドグフーシュ憎しと思っている向きに。

天使:確かにね。イクイノックスとジェラルディーナのワンツーだったら裏表こそあれどたくさんの人がハッピーになってた可能性が高いかもしれないわよね。

悪魔:それでも三連単で9740円やからな。まあ堅い決着やったんやないか?

天使:管理人は面白くないって言ってそうね。まあ、そもそも馬券を買わないって言ってるし、競馬は無責任に見るだけがよろしいと嘯いてるわよ。

悪魔:日本の予想屋は自分で馬券を買うからいかんと言ったのは確か大橋巨泉翁やったが、管理人かてその域に達するにはしかるべき授業料払ってるんやからな。単に飽きただけやろ。

天使:話は変わるけど、ドラゴンズがマリーンズから加藤匠馬さんを呼び戻すんですって?結局身を切ってしかるべきキャッチャー取りに行かなかったようね。

悪魔:そりゃドラゴンズかてこれ以上切る身もあるまい。加藤も結局打力不足が災いしてパシフィックでは嵌まらなかったから、これでよかったんと違うか。

天使:一説には奨成君を狙ってるという噂も出たんだけど、結局出さなかったのね。

悪魔:当たり前や。ほかのキャッチャーならまだしも、奨成を出したらアホや。そんなことも分からん自称ファンが増えてることが嘆かわしいで。

天使:でも、そういう一部自称ファンさんって、それがいいと思い込んでる節があったじゃない。こういう根拠のない思い込みができる理由って何なのかしら。

悪魔:そりゃ植木等翁も歌うてるやろ。♪ばかはしーんでーーも、なおらない、って。

天使:本当に莫迦よね。何でそんなに胸張れるのかしら。普通なら恥ずかしいはずでしょ?

悪魔:ほんまに、Schande über Sie! やな。こういう厚顔無恥な人間が多すぎるんや。まあ、来年こそ叩き潰したいと、管理人は誓ってるところや。

天使:ところで私たちの出番も、年内は最後となるようです。相変わらずのご愛顧、まことにありがとうございます。

悪魔:相も変わらず管理人が言いにくいことがあると引っ張り出されるということになるようですが、来る年の皆様のご多幸をお祈りいたします。

天使:また新年は松の内から引っ張り出されるのかしらねえ。

悪魔:きっとそうに違いない。ささ、遅まきながら忘年会といこか。どこにする?「Haraya」か?それとも「かずさん」にするか?(TENSHI and AKUMA will be back soon……)

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つれづれ よしなしごと

一九八八.一二.二五

12月の第4日曜日は、男子と女子の高校駅伝と競馬の有馬記念が重なることが多い。なので、これが終わるとああ新年が来るなと思う次第である。独身時代はこの日を大掃除と年賀状書きに当てていたりもしたので、なおのことそう思う。最近は家の行事が重なることが多く、なかなかゆっくり見られなかったりもしたのだが、今年は珍しくじっくりと見ることができた。

そういう師走の最終日曜日、世間的にはクリスマスでもあった今日、特に何があることもなく平穏無事に過ごしたのだが、同じ曜日の並びだった1988年は、まったくグレイクリスマスだった。そのときのことはもう過去何度も書いているのだが、媒体が変わったこともあるので、敢えてもう一度書いてみることとする。

1988年12月24日土曜日。クリスマスイヴなのだが、もちろん昼間は予備校の冬期講習に出ていて、もちろんクリスマスどころではなかった。予備校のある堀川丸太町と寮のあった上賀茂朝露ヶ原町との間は堀川通一本で、いわゆる街中ではないので世間の雑踏は目に入りにくいのだが、それでも世捨て人ではないから世間の情報は目や耳に入る。否が応でもクリスマスクリスマスというのは感じるのであって、それが非常に辛かった。

もちろん寮でもクリスマスを無視する訳ではなく、夕食にはデザートで小さなケーキが出た。しかし、それがかえって空しさに火を付けてしまったのかもしれない。夜には珍しくヴィデオの上映会(確か「ラストエンペラー」だったと思う)などもあったのだが、見なかった。映画にあまり興味がなかったのもあったのだが、要するに寂しかったのである。かといって勉強にも手がつかず悶々としていた記憶がある。

そして翌12月25日日曜日。来るべき共通一次試験への最終トレーニングである共通一次ファイナルの日だった。会場は阪急京都線沿線のある大学(伏せてるのではなくて思い出せない)。模試自体はもちろん全力投球したのだが、終わった後になんともいえない虚無感が去来した。もちろん世間的にはクリスマス。なんとなく、そのまま阪急の駅に戻りたくなくなったのである。そして、たまたま見つけたバス停の「大阪駅前方面」の文字を見て、そちらにふらふらと流れたのである。

で、大阪駅に着いて、したことは何もない。というより、本当に駅近くをうろついていただけだ。夕食は取ったはずだがどこで食べたのかも思い出せないくらいである。覚えているのは、いつも買っていた漫画雑誌を買って阪急京都線の特急に乗り込んでまっすぐ帰ったことだけ。しかしこの程度でも、私にとってはとんでもない破戒行為だったのだ。

それを思うと、その後のクリスマスには、特段いい思い出もないが苦い思い出もない。独身時代にホールケーキを買って食べきろうかと思ったが、やっぱり無理だと思って自制したくらいだろうか。あとは、東京居住時代に、仕事で帰宅が23時を回って悲しかったのが思い出されるが、それもあれに比べたらましだ。

明日からは、いよいよ歳末に向けてすべてが動き出す。我が娘は既に合格を決めているので来春の決戦には関係がないから、早くも来年四月以降へ向けての予備学習が始まるくらいである。あの不出来な共通テストですべてが決められるわけがないのが喜ばしい限りだ。だからこそ、よけいにあのときのことが思い出されてならない。

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晴れ時々pridegreen #142

天使:♪じゃーかじゃかー、プレゼント、おまーちしーてまーす、いちにサンタ!さんささんさんさんさんさサンタ、さんささんさんさんさんさサンタ・・・

悪魔:よかったなあ、今年は新しい曲で。年齢不詳の黒天使からは少しだけ脱却か?

天使:「黒天使」だけ余分よ。だいたいいつまでもトニー谷ばっかりやってられないじゃない。それに、今年の旬は、やっぱりこれでしょ?

悪魔:確かにな。今年のひとつのトピックスは高城れにがアイドルの品格を崩さないまま結婚してさらにアイドル活動を続けてることやしな。そういえば今回の歌い出しも高城れにのパートやないか。

天使:管理人もそこを選んだんでしょ、きっと。でもこの頃のれにちゃんもまだ10代だったのよね。あーりんはまだ15歳だし。そこからしたらみんな大人になったわねえ。

悪魔:ももクロのすごいところは今でもこういう歌を歌ってさまになるところやろな。アイドルの一番辛いところは大人になったところをどう見せるかなんやが、それに成功してる稀有な例かもしれん。

天使:だからなのよね、某アイドルグループって中性的な箸にも棒にもかからない歌ばっかり歌うのって。本当にあの白豚さんは悪知恵が働くわ。

悪魔:・・・俺は言うてないからな。ほんま、立派な黒天使やないか。

天使:あら、管理人は常々いってるじゃないの。実際、何度も失敗してるからこそかもしれないわよね。

悪魔:そうともいう。まあ、自分の売り出した商品に手を付けたような奴だからこそ分かることはあるんかもな。

天使:でも、箸にも棒にもかからない野球をやっても応援する赤い帽子の野球チームのファンのようなのがいることを考えたら、それが一番いい作戦なのかもね。

悪魔:そこへ話を飛ばすか。まあ、似てる言うたら似てるよな。

天使:推しのチームが強くなるのを望まないファンというあり得ないスタイルを構築した主って、本当に悪魔的よね。死んじゃえばいいのに。

悪魔:仮にそうなったとしても、独裁者というのは必ず劣化型独裁者を残すからな。もっとたちの悪いのが登場するというおそれもある。旧社会主義国の分析をしたら自明や。

天使:実際、自称ファンの方々ってそういう劣化型独裁者予備軍みたいなもんじゃない。だから領導様との距離の近さを誇るのね。バッカみたい。

悪魔:そういうのが多いことに管理人は心を痛めてるらしい。ここらでひとつ一矢報いたいと思うてるらしいぞ。

天使:結局、それを引き出すためにピエロ役毎年やらされてるのよね。今回に至っては連投じゃない。超過勤務手当は出るの?

悪魔:まあまあ、最近夏場は休ましてもろうてるから、この時期くらいよかろう・・・(TENSHI and AKUMA will be back soon……)

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晴れ時々pridegreen #141

天使:♪ゆうきとあいが、せかいをすくう、ぜったいいつかであえるはずなの、しずむゆうひに、さみしくひとり、こぶしにぎりしめるわたし♬

悪魔:おー、珍しく新しい曲やないか。いうても30年前やけどな。管理人の好みに合わせたか?

天使:それもあるけど、まあ聞いてしまったわよ、今日の「ミュージックステーション ウルトラ SUPER LIVE」。最近また流行ってるということで本人が歌ってたけど、ちょっともう聞くに堪えなかったわ。声全然出てなかったしね。

悪魔:仕方ないやろ。あれから30年経って、同じキーで声が出せるほど修行はしてないはずやからな。それはどの歌手もみんな通る道やで。

天使:それにしてもまあね。ならキー下げて歌えばいいのにね。ちょっと悲しかったわ。

悪魔:あの辺の歌は広瀬香美が「歌えるもんなら歌ってみろ」というノリで作った曲と聞いてるけど、なら自分も年取ったらそれなりに対応すべきというのは一理ある。でも、自分の経年劣化だけは、受け入れられんのかなあ。

天使:経年劣化ねえ、うまいこというじゃない。早い話が、老いでしょ?

悪魔:人がせっかく回りくどく言うてるのに、あんたがストレートに言うてどうする。やから黒天使とかアンジュ・ノワールとか言われるんや。

天使:いいじゃない。いいにくいことをストレートにいうのがこのブログの持ち味でしょ?でも広瀬香美は許せるのよ。自分の声で歌ってるから。最近の流行りって、どうせみんな口パクなんでしょ?

悪魔:分からんと思うてるのかな。あんなの、聞くもんが聞いたらもろバレやのに。

天使:最近の人って生の音を聞いていないから、CDやストリーミングの音と区別つかないんじゃないかしらね。

悪魔:そういうのになじまされてるんやろな。てゆーか、ホンモノの価値が理解されないというのもまた悲しいものがあるな。

天使:結局管理人もいってたけど、しょせん最近の流行って一部ウケなのよね。ホンモノが理解されるというより、誰かがいいといってるから聞かされてるというのが正しいのよね。

悪魔:だから怪しげなインフルエンサーとやらが流行るんやな。こんなのカルトと変わらんで。というより、まんまカルトやないか。

天使:その意味じゃ、今のカープを巡る状況と一緒よね。声ばかりでかい自称ファンがインフルエンサー気取りやってるんでしょ?

悪魔:おっしゃるとおり。そういう連中がちゃんとした見識持ってりゃいいけど、からっきしやからな。むしろ害悪や。

天使:そういう連中を一掃する方法はないの?それこそあなたの仕事でしょ?

悪魔:そうは言うてもやな、閻魔さんも辟易されてるんや。閻魔さんは実は位の高いお方やから、ああいう知ったかぶりのあほうどもは一番嫌われるんやけどな。

天使:うーん、ここはまあ、管理人に頑張ってもらいましょ。年末に一大花火を打ち上げるんですって?

悪魔:それはええんやけどな。それまでの繋ぎと年始のネタ枯れの時期にはよろしくという書き置きを残したまま、行方をくらましたらしい。

天使:まったくどこ行ったのよ。「ももいろクリスマス」でも見に行ったの?

悪魔:そんな甲斐性はないはずや。せいぜい押し迫った年賀状書きでもやってるんと違うか?(TENSHI and AKUMA will be back soon……)

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一陽来復の日にものおもう。

過去二日、風呂に入った直後に眠気を催してしまいしかるべき時間に起きていなかったため、更新をサボった。どうも気が緩むと眠くてならない。今日は一日休暇を取ったのだが、起床が10時前。その上に昼食後と夕食前にうとうとしていた。これが時ならぬ大寒波のいたずらなのかどうかは、わからない。

さて、今日は二十四節気のひとつ、冬至である。冬はこれから本番だが、昼の長さは明日からだんだん長くなる。冬至といえば「冬至の七種」としゃれ込みたいところではあったが、南瓜にも蓮根にも人参にも銀杏にも金柑にも寒天にも饂飩にも縁がなく、柚子湯にも入らない無風流ぶりだった。もっとも一番ポピュラーな南瓜はそもそも中風除けのようだし、冬至に柚子湯というのも「冬至に湯治」「柚子は融通が利く」の語呂合わせのようなのだが。

しかし、冬至が来ると、いよいよ年の終わりだなという気がする。これで営業日ベースでは残り4日。そろそろ自分の仕事の手じまいもしなければならないが、まあそんなことは半分どうでもいいと思う。むしろ今は弊ブログの2022年の締めくくりをどうするかということばかり考えているところだ。まあ、書くことはほぼ決まっていて、後は何日にどう書くかという割り付け以上でも以下でもないのだが。

この土日はクリスマスイヴとクリスマスである。私もクリスマスに向けてマテウスロゼなど買い込んだのだが、同じ曜日の配置だった1988年のクリスマスほどわびしいものはなかった。イヴの日に寮の食堂で夕食に小さなケーキが出たのだが、これがかえってわびしさを増幅させたような気がする。それが過去何度も書いたが翌日の破戒行為の引き金となったのだろう。それに比べたら、クリスマスのために少し贅沢な夕食の準備をしておきながら仕事の関係でまともな時間に帰れなかったことなんて、まだましだ。二度と味わいたくもないが。

それにしても、寒い。既に当地は大雪警報が発令されたようで、明日朝どうやって出勤するかを真剣に考えなければならぬ。まったく最後の最後で困ったものだ。ただでさえ人が楽しみにしている時期を狙って増殖するコロナ禍のまっただ中で気が滅入るのに、それに輪をかける大寒波である。これは来るべき日本の大変動の序曲なのかもしれないと密かに思っている。その大変動が、いかなる方向に向かうのかは、わからない。

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ときならぬしらゆきにものおもふ。

先週末以来全国的に激冷えなんだそうだが、当地もまさにそのとおりである。日曜月曜と降雪の朝になったのであるが、昨日はともかく今日は参った。こういうときに交通機関の脆弱性がもろに出るのである。

ただ、こんなことを雪国の人に言うと怒られそうだが、雪景色というのは哲学的思索をもたらす、ような気がする。理由はよく分からない。昔2月に北海道を鉄道で駆けずり回ったことがあるが、一面の雪景色をみると確かに物思いにふけらされる効果があった、と思うのだ。もともと私は長く鉄道に乗るのは苦にはならないのだが、それを差し引いても楽しい旅だったような気がするから、これもやっぱり雪の効果なんだろうと思うのである。

そんな今日、もちろん本業では物思いにふけっている暇がないのだが、珍しく気乗りしていた仕事が形になりそうな状況になってきたので、それだけでも気分がよい。まあ特段の意見がなかったのを幸いにむりやり押し切った節があるのだが、そのくらいのことがなければやってられない。これから年末に向けて形作りをするのだが、こういうときだけは本当に楽しい。

そういえば2022年も営業日ベースではあと7日。要するに押し詰まっているのである。実はその7日のうち1日は休暇予定、もう一日はワクチン接種翌日で多分動けないだろうから実質私にとってはあと5日である。そう思うと、やらねばいかんことはやらなきゃいかんなと思う一方、どうせなら年始でもええやんという悪魔のささやきが聞こえるのである。でも、今やってる仕事は年内に形にしたいと思う。こんなに本業で前向きになったことなど、いつ以来だろうか。

その一方でというか、プライヴェイトではなかなか何もかも気乗りしない。やりたいことはあるけれどもできないし、年賀状は日曜日にできたけれども一筆入れるのがなかなか筆が動かないし、やっぱり体はひとつしかないというか、頭はもっと動かないというか、本当に何もできない。あるのはただ食欲だけ。これが困りものだ。

などとぼんやり書いてきたら、時間だけが経過する。頭の中は比較的クリアなはずなのだが、ものを書く、文章にするのが非常に難しい。多分、疲れてるんだろう。本当は戸根について書こうかと思ったのだが、明日に回そう。

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