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だからおかしいものはおかしいのであって。

一昨日昨日のオープン戦は那覇と北谷、要するにアウェイである。ということはこの両試合ともカープの選手は当然ながらアウェイ用のユニフォームを着ていたのである。昨日はDAZNだけとはいえ中継があり、一昨日は日テレG+での中継があったから、全国のファンが目にしていたのである。カープファンだけではなく、ジャイアンツやドラゴンズファンも。

彼らにとって、このカープの新アウェイ用ユニフォームは、どう映っただろうか。少なくともジャイアンツファンは、あるいはドラゴンズファンは、なんやこれはと思ったに違いない。どう考えても、遠くから背番号が見えないユニフォームというのはおかしいのである。

しかし、残念ながらカープファン界隈ではそんな当然のことを言うことすら憚られるらしい。少なくとも、在広プレスでそれに言及した人はいない。今日のデイリースポーツ広島版における山中秀樹氏のコラムが初出だろう。これで分かるのは、要するにみんな球団当局者に忖度しているか、それを言うと出入り禁止になるかのどちらかである。山中氏は在京でタイタンの所属だから、自由にものが言えるのだろう。

その意味では、今カープにぶら下がって飯を食っている連中は、みんな消えてなくなればよい。いわば彼ら彼女らは、球団当局者、はっきり言えばハジメにしがみついてその害悪を垂れ流している有象無象に過ぎない。こういうのがいるから、頭の弱いカープファンが大量生産されるのだ。

その意味では、私もかなり反省している。あのユニフォームが発表されたときに厳しく批判しておくべきだったが、訳が分からないという程度でとどめてしまったのは不覚だったといわざるを得ない。今になって既成事実を作られたら、遅きに失するのである。結局のところSilent Majorityを作り出して球団当局者を利するだけなのだ。

今からでも遅くはない。おかしいものはおかしいという必要があるし、そうしなければならない義務があるだろう。このままでは、本当に恥の上塗りだ。アートとして優れているかどうかは別問題だし、どうでもいい。プロ野球選手の着用すべきユニフォームとして正当かどうかが問われなければならないし、あのデザインは明らかに不当だ。たとえ形式的には公認野球規則に反していないとしても。

一番いいのは、外圧だ。もうカープファン界隈には期待が持てないから、他球団のファンに働きかけておかしいと言ってもらったほうがよいのかもしれぬ。こんなユニフォームのデザインにゴーサインを出したものがいかに「はだかの王様」であるかを理解させるために。またそれが出来れば、案外この問題はカープの現治世を倒す一丁目一番地になるかもしれぬ。

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やっぱりだめだ。

と、いっても今日の紅白戦の内容ではない。紅白戦の初戦だからいいところも悪いところも出るのがよいし、しょせんは紅白戦はコップの中の嵐だからどうこういうほどのものではない。すべては、他流試合でどれだけのものが出るかである。

今日のダメ出しは、先日も書いたが新ユニフォームだ。紅白戦だからホーム用とアウェイ用を対照して見ることになるのだが、どう見てもどちらも出来が悪い。その出来の悪さは、やはり選手のもうひとつの顔というべき背番号がまともに見えない、あるいは見えにくいということに尽きるだろう。

確かに、公認野球規則上はその3.03条a項で”all players’ uniforms shall include minimal six-inch numbers on their backs”と定めるのみであり(しつこいようだが日本語版で「つけなければならない」となっているのは誤訳である。)、その意味ではルールに違反していないのだろうが、特にアウェイ用のあの視認性もへったくれもないユニフォームをよくリーグも認めたものだと思う。アートとしてのデザインの善し悪しについては措くとして、ユニフォームデザインとしてはペケだろう。

確かに、映像ではホーム用はちゃんと背番号が見えるし、アウェイ用もぎりぎり見えなくもない。しかし、スタジアムのお客さんにとっては、あれじゃ見えないだろう。しつこいようだが、背番号は単なるナンバリングではないし、それだったら囚人管理と変わらない(事実、その理由で、特にアマチュア球界で戦中から戦後の一時期まで背番号が付けられなかったこともあるのだ。)。背番号というのは選手のキャラクターのひとつである。これを無視してはいけない。

しかし、これに対するファンからの疑問の声は、不思議なほど上がらない。結局のところ球団当局に異を唱えることをおそれているのだろう。もちろん積極的に賛辞を述べるだけの理由もないので、ただ沈黙しているというのが正しいのではないか。まあ、「党中央」を中心に築かれたヒエラルキィの上位たらんと汲々としているカープファンの悲しいカリカチュアライズである。

でも、私はおかしいと思うから、おかしいという。てゆーか、恥ずかしいよ、こんなの。せめてアウェイ用だけでもマイナーチェンジしてほしい。背番号を金文字にするとか、せめてピンクにすべきだろう。

まあ、それでも変わらないだろうな。こういう声を上げれば上げるほど、「与党総会屋」によって理屈にならない理屈で圧殺されることだろう。今にこれこそ斬新なデザインでカープらしいという声が上がるだろうな。ばかばかしい。

でも、今はまだ撤退できるよ、ハジメくん。撤退には勇気がいるだろうが、ここでの撤退はきっと後世に高く評価されるよ。でも、聞く耳持たないだろうな、あーあ。

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しかし派手にやっちまったなあ。

昨日一昨日と書くべきことがあったからすぐには取り上げなかったが、できればこのままスルーして、いや葬ってしまいたい感傷を持った。要するに、15日土曜日に発表されたカープの新ユニフォームについてである。

原稿ユニフォームがデザイン的にも色使い的にもよいものだったから、新ユニフォーム導入の噂が流れてきたときに、よほどデザインを変えるかよほど目立たないマイナーチェンジになるかと思っていた。で、発表されたものだが、完全にその斜め上をいっていた。感想は一言、ない。ダサいという言葉とも違う。ダサいという言葉にはワルクチである中に一片の救いようがあるのだが、このユニフォームはそうですらない。言葉を失ったというのが正直なところである。

敢えて一言だけ前向きな?言葉で評価するとしたら、これはきっとAvant-garde artの一種に違いない。とある美術館(記憶が正しければ大原美術館だったと思うのだが、定かではない)で、何かを描いた後のキャンバスを全面黒で塗りつぶした絵を見たことがあるが、ビジター用ユニフォームを見てそれを思い出した。ホーム用の、白地に脈絡もなく飛んでいる赤の一本線も、現代美術の作品にありそうだ。

まあ、どんなユニフォームだろうと、勝てばすべてが免責されるのだ。西武ライオンズ黄金期のユニはお世辞にもセンスのいいものとは思わないが、あれはまさにライオンズの強さの象徴でもあったのだ。1973年後期の日拓ホームフライヤーズの「七色のユニフォーム」は、勝てなかったからこそ(後期3位だったけどね)インパクトを残せなかったともいえる。そういえば、カープもいっそのこと7色のユニフォームにすればよかったのにね。熱心なカルト信者だったら推しの選手のものを全7色買ってくれただろうに。

それはさておき、ユニフォームにAvant-gardeさを打ち出すんだったら、やるべき野球も現代を十年先取りするようなAvant-gardeな野球をやってほしいと思う。とにかく佐々岡くんのやってた野球、古くさかったんだよね。昭和50年代の野球を現代にやっても仕方ないんだけど、頭の中身がそれから一歩も進んでいなかったからどうしようもない。まあ新井さんがどれほどのものかはお手並み拝見だ。新井さんがどれだけ進取の気性を持っているか、見てみようではないか。

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